別れのワインで兄弟の立ち位置がちょっと気になりませんか?
弟さんは殺される前に「(兄には)金、(弟の)俺には会社」をご両親が残しています。
でも兄エイドリアンはワイン作りに熱心で(ワインコレクションしちゃう)放漫経営ですが会社を運営できています。
弟はスポーツマンとプレイボーイの世界で名を馳せてはいますがお金は使い放題だしワインの事や会社経営なんか何もしてなさそうでさえあります。
この二人の特質はある程度ご両親も知っていたはずなのですよね。
じゃあさ。
あなただったらどうする?
例えば会社とお金を残して亡くなった方がとても親しい方で、二人の息子に財産分与を考えてくれと言われていたとします。
誰だって会社の持ち主は兄エイドリアンにしませんか?
でも両親は実子の問題なので弟のリックもちゃんと食べていけるようにしたかったんじゃないですかね?
だから兄には有限である現金を残して同時に会社の中でワイン研究と製造を任せる。
弟には名目上会社を残しておけば奔放に暮らしていたとしても会社の所有権を持っている弟のリックを仲の悪い兄エイドリアンが見捨てることはできないだろう。
そう考えたのかもしれないなって思いました。
だとすると、その親の思いを踏み躙って目先の金のことだけ考えた結果あのワイン会社をマリノに売るとか言い出して殺された弟リックはちょっと多面的に見て問題があったなあと思うんです。
マリノに売ってもある程度株所有して自分は名ばかりの経営者に留まる想定だったんですかね?
その際、エイドリアンの立ち位置がどうなってたかが気になります。
一応、ワイン研究しててもいいよ?ってポジションくらいはマリノ酒造とリックが話していたと思いたいです。