鉄道業界の危機

夜の電車
夜の電車

鉄道業界は数十年後には終わってしまうのではないかと思う。

テレワークがコロナ禍で流行って鉄道業界はその収益を大きく損なった。

JR各社は業績悪化…コロナで岐路に立つ鉄道ビジネス、成長路線はどこか
2022年10月15日

通勤する人のうちテレワークに切り替えられる人がどれくらいいたのか知らないが全員ではない。

それでもこれだけ苦しくなるのだからいかに通勤客の数を前提として現在の鉄道業界が立っているかがわかる気がする。

テレワークはその後数を減らしている。

落ち着いたわけではないがコロナウイルスに対する規制が弱まったのをきっかけにオフィス回帰の動きが出た。

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ただ労働者の需要が増している現状この流れをそのまま進められるとは思えない。

一時的にテレワークが増えコロナ禍が進んで半減した。

だがリモートでできることがわかってしまった以上、あとはテレワークの工夫が優先されるはずだ。

なぜならオフィスと通勤にかかるコストは企業が支払っているのだからテレワークにした方が収益率が高いのだ。

今後生産性が上がるとともにテレワークで従事可能な職が増えると通勤交通費の圧縮は免れない。

鉄道各社は通勤客を当てにして経営計画を立てているように思えるし逆にいえばもう減少が見えた通勤客から別の事業、ショッピングモールなど他業種への展開を考えていても不思議はない。

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自動運転が解禁された地域もある。

運転手不足の問題はこれで解決するだろうか?

多分長い時間がかかるがある程度は賄えるだろう。

そうなると鉄道の未来が暗い。

鉄道は列車しか走れないから旅客と貨物しか走れない。

だが道路は運搬車も乗用車もバスもタクシーもバイクも自転車も徒歩の人から野良猫まで使える。

レールは鉄でできていてこれは生産に大量のCO2を排出してしまうから、カーボンニュートラルの視点でいくとアスファルトの生産時Co2使用コストとの戦いになってくる。

レールは保線が必要でコストがかかり運賃が稼げないと数年前のJR北海道のようになる。

そうなると列車しか通れないレール、路線が維持できなくなる。

磐石に思えるインフラ業種だが実は電気、ガス、水道以外は意外に脆い。

通信インフラも衛星間レーザー通信網を構築されると地上の光ケーブルがコストの高い通信網となり高級路線にシフトし顧客の大半が衛星に流れる可能性があると思う。

電気は自家発電の進化があると危ないし水道はISSのようなリサイクル可能な設備を各家庭に設けると水道管の必要があまりなくなる。

これらはまだ遠い未来の話かもしれないしもしかしたら10年以内に発生するかもしれない。

そしてこれらに先んじて鉄道網を今後維持していけるかどうかは自動運転とテレワークの推移にかかっているだろう。