彼等が現れた時、ミュージックシーンは既に乱立状態だった
1980年代末に彼等が現れるまでにアメリカの音楽はあの手この手で個性を持たなきゃ目立たないくらいの勢いだった
だから出てくるアーティストが常に新鮮でここ数年こんなの見たことないなという人が誰かしら現れてた
1980年代に現れたラストピースがエンヤだとすると、アンカーの一個前(1987年だから一個前なわけないな、何人か前かも)に出てきた個性豊かなグループ、それが私にはGuns N’ Rosesだったという認識になっている
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本質はアクセルの発生方法
とにかくあの声が他には無かった
いまだにあれをなんと言っていいのかわからない
表現するなら地獄から何かが世紀末を予告するような叫び声に思えた
これはゾクゾクするようなダークファンタジーと言っていい
後日テレビプログラムにて観たのだが、録音に参加してもらったドン・ヘンリーは複数トラックにアクセルの声を録音したと語っていた、そんな風に私は記憶している
アーティストにとっても彼の声は特別な何かを持っていたのだ
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元気そうでよかった
とにかくアクセルやスラッシュが年老いてはいるものの元気そうでよかった
コンサートには行けなかったが彼等が元気でいるならそれでいい
それにKアリーナの周囲にはどう考えても1980年代末にはまだ産まれてなさそうな人たちがバンドTシャツを来て集まっている様子は嬉しい誤算であった
新たなファンも産まれているのだ
彼等はアクセル達を評価しているのであってそこに私はなんの関係もない
私には関係ないはずのことなのに
なぜか私はそれが嬉しく思えた
