CONTAX T3
CONTAXブランドで出たフィルム用カメラでコンパクトカメラの癖に異常に描写性能が高いばっかりに
販売側から設計側へ
「これゾナーじゃなくてディスタゴンって言って売りたいんだけど?」
って連絡したけど厳格なカールツァイス社から
「ゾナーだから」
と一刀両断にされたって話を小冊子で見た記憶があります。
(つまりディスタゴンの方がゾナーより上位のレンズ構成だって意味なのかなあ?って思いながらそれを読んだ覚えがあります)
まあそれくらいレンズ性能が格段に向上された名カメラだって事なんでしょうね。

オートフォーカスは T2から改良されてパッシブオートフォーカスを採用されたそうです(よく知らんけど)
なんか昔 T2持ってる人から俺の T3と T2を交換してくれって言われて
サンドイッチマンの富澤さんじゃないけど
・・・ちょっと何言ってるかわからないな
と思った記憶があるのですが
それくらい T3ってやっぱいいカメラだったってこと?

世間的には写りがどうとか言われがちですが
自分はとにかく T、 T2とのレンズ性能比較とか全くわからないです
情報によれば T2の5枚構成のレンズから T3は再設計された6枚構成のレンズへとブラッシュアップされているんだそうで
レンズ構成で枚数増やしたり接触面増やしたりするのって大変らしいので
この辺はアドバンテージがあるのかな??
ただただ T3を使ってみてコンパクトカメラって普通は一段も二段も落ちる写りになるはずなのに
T3は別に一眼レフのCONTAX ARIA持ち出さなくてもこれで写り的に何にも不満がないんですが何か?
って感じでした
ARIAにはレンズが交換できるしマニュアルフォーカスでしっかりピント見つけて撮る楽しさと厳格さがあるんで
ARIAじゃないとダメなシーンはたくさんあったんですが
レンズシャッター機の T3で大丈夫なしーんだったらパッシブオートフォーカスの能力もあってとても便利なカメラでした
なにしろ小さいし荷物にならないんですよ T3
携帯性最高

レンズはゾナー35ミリで解放F2.8で最小絞りがF16。
コントラスト高めで発色の良い写真が撮れるんで昨今のエモい写真って言うんですか?
そういうのには向いてないかなあ?
と思うんですが、案外フジカラー100みたいなネガフィルムだとそれっぽい写りになりますね。

これってスキャンした会社が気を遣ってるってことありませんかね???
同じ会社でもリバーサルフィルムのRDP3を使用するとこんな感じの写りになるのでみなさんが望んでいる結果にはなりにくいかも。

透明感が出ちゃうんでこれは違うって感じしちゃうでしょうね、私はこっちの方が大好きだったんで出来るだけRDP3とか使用するようにしてました。
当時はですけど。

CONTAX T3にお勧めのフィルム
エモ系が欲しかったら多分富士フィルムのフジカラー100とか良いんじゃないですかね。

CONTAX T3でこのフィルム使うとこんな色合いになっておりますです。
こう言う方がエモーショナル(FALCOのアルバムタイトルみたい)な写真なわけですよね?
フィルムカメラの醍醐味はなんと言っても「フィルムとの組み合わせで出る仕上がりの違い」だったりします。
富士フイルム FUJIFILMフジカラー FUJICOLOR 100 135-36枚撮
で、まだ試していないのですがコダックカラープラスも良いかもしれません。

コダック Kodak 6031470 [ColorPlus フィルム(ISO200) 135-36 36枚撮り]
こちらの方がISOが2倍になるので「初心者の方が失敗しづらいフィルムはこっち」かもしれません。
そして写りがコダックの方が色がまったりしてるのでよりエモい色になるかもしれないのです。
なので私は数ヶ月前から注文中なのですがヨドバシカメラがずっと在庫を確保できずずーーーーーーーーーーっと在庫確認中のステータスで待たされています。
つまり買えないわけですね(笑)。
なので今今お急ぎでしたら富士フィルムに頼るより他に手はないのではないでしょうか。
仕上がりもご覧のような感じになると思いますし。
いいでしょ?
おまけ「ケントメア100」

CONTAX T3の面倒なとこ
CONTAX T3はコンパクト化に心血を注いだために見た目も非常に美しいカメラに仕上がっています。

フィルム写真初心者の人には使いやすいカメラです。
持ち運ぶにも邪魔にならないしメインスイッチをPにしてシャッターボタン押せばまあそんなに失敗なく写真が撮れます(個人差もあるけど)。
凝った写真を撮るようなセミプロみたいな写真好きには逆に露出補正すら面倒な操作になっているのでそう言う人にはちょっと面倒なカメラになっちゃってます。
なんで買ったの?
元々CONTAX ARIAを使用していてCONTAXファンだったからです
それでコンパクトカメラでもCONTAXが欲しくなったんじゃないかな確か
自分の単焦点コンパクトカメラ歴は
最初が、コニカビッグミニF
次が、RICOH GR1
この GR1で絞り優先AEの高級コンパクトを手にしてコンパクトカメラだけで出かけても絞りが使える面白さを覚えました
その次が、コニカヘキサーシルバーで同じく絞り優先AEがあり、のちのX100VI購入につながるようなデザインのカメラでコンパクトって言っても割と大きめでした
そしてフィルムカメラ時代では最後のコンパクトカメラとなったのがCONTAX T3でした、これも絞り優先AEが使えてしかもカールツアイスレンズだっていうのが魅力でした
フィルム時代はツアイス派だったもので
CONTAX T3 主な仕様
レンズ ゾナーT*35ミリF2.8(4群6枚)
絞りF2.8からF16
撮影範囲 35センチ〜∞
シャッタースピード 16秒〜1/500秒(絞り解放時)※絞り込んだ場合最大で最速1/1200秒
AF形式 CONTAX Tシリーズ中唯一のパッシブオートフォーカス機能搭載
プログラムオートと絞り優先AEの2モードを搭載
露出補正 +-2
シャッターボタンが人工サファイア(正確には多結晶サファイアと呼ぶそうですソース)
チタン製(正確には窒化チタン皮膜(ソース)だそうです、表面コーティングの事らしく通常のチタン製より3倍の性能だとか、シャア?)
CONTAX T3 フィルム装填手順画像
コンタックスT3を柔らかい布かハンカチの上に伏せるように置いて右脇にあるスライドスイッチを下に押し下げます

パカっという感じで蓋が浮くのでそっと開いてあげるとフィルムを入れる場所が右側にあるのが見えます、下の写真ですね。金色の金属が6個見えますがこれがフィルムの脇にある黒と銀のストライプ部分と接してフィルムの種類を自動的に感知します(ISOが自動設定されるんですがなんのことか分からなくても大丈夫、知らなくても大丈夫なようにこの機能があるのです)

下の写真のように優しくフィルムを入れてあげましょう、上を少し浮かすのがコツです、今は下の写真の状態でOKですからここまでできたら次の写真を見てください

それから頭を中に入れます、下の写真の感じですね

最後が一番肝心!フィルムの中身が少しだけ出てると思うのでそれを左に引っ張り出します、先端が「←少し引き出してあげる」のところまで来るようにしましょう。

あとは蓋を閉めると自動的に巻き上がり始まります、モーターがウーーーーーーーーって唸るんでわかると思いますよ、少し待ってるとやがて静かになるので撮影準備完了です、もし巻き取り失敗してたら液晶かどっかにメッセージ出ると思う(その時は諦めてカメラ屋さんにGO)
※あくまで自己責任でお願いしますね
書くたびに内容が変わっていってるかもしれませんが(笑)覚えてる限りでのコンタックスT3のお話でありました。
CONTAX T2とT3の個人的な比較
不毛な争いをしたいわけではなく
あくまで個人的な事を書いておくと
自分は T3が好きです
T2より小さくてレンズの焦点距離も35ミリで使いやすい
あと外観、つまりデザイン性が T3って最高にいいと思うんですよね

だから T3の方がいいかなあ
まあ要するに好みでしかないですね
良し悪しじゃないです