CONTAX T3
CONTAXブランドで出たフィルム用カメラでコンパクトカメラの癖に異常に描写性能が高いばっかりに販売側から設計側へ「これゾナーじゃなくてディスタゴンって言って売りたいんだけど?」って連絡したけど厳格なカールツァイス社から「ゾナーだから」と一刀両断にされたって話を小冊子で見た記憶があります。
(つまりディスタゴンの方がゾナーより上位のレンズ構成だって意味なのかなあ?って思いながらそれを読んだ覚えがあります)
まあそれくらいレンズ性能が格段に向上された名器だって事なんでしょうね。
レンズはゾナー35ミリで解放F2.8で最小絞りがF16。
コントラスト高めで発色の良い写真が撮れるんで昨今のエモい写真って言うんですか?そういうのには向いてないかなあ?と思うんですが、案外フジカラー100みたいなネガフィルムだとそれっぽい写りになりますね。
これってスキャンした会社が気を遣ってるってことありませんかね???
同じ会社でもリバーサルフィルムのRDP3を使用するとこんな感じの写りになるのでみなさんが望んでいる結果にはなりにくいかも。
透明感が出ちゃうんでこれは違うって感じしちゃうでしょうね、私はこっちの方が大好きだったんで出来るだけRDP3とか使用するようにしてました。
当時はですけど。
CONTAX T3にお勧めのフィルム
エモ系が欲しかったら多分富士フィルムのフジカラー100とか良いんじゃないですかね。
CONTAX T3でこのフィルム使うとこんな色合いになっておりますです。
こう言う方がエモーショナル(FALCOのアルバムタイトルみたい)な写真なわけですよね?
フィルムカメラの醍醐味はなんと言っても「フィルムとの組み合わせで出る仕上がりの違い」だったりします。
富士フイルム FUJIFILMフジカラー FUJICOLOR 100 135-36枚撮
で、まだ試していないのですがコダックカラープラスも良いかもしれません。
コダック Kodak 6031470 [ColorPlus フィルム(ISO200) 135-36 36枚撮り]
こちらの方がISOが2倍になるので「初心者の方が失敗しづらいフィルムはこっち」かもしれません。
そして写りがコダックの方が色がまったりしてるのでよりエモい色になるかもしれないのです。
なので私は数ヶ月前から注文中なのですがヨドバシカメラがずっと在庫を確保できずずーーーーーーーーーーっと在庫確認中のステータスで待たされています。
つまり買えないわけですね(笑)。
なので今今お急ぎでしたら富士フィルムに頼るより他に手はないのではないでしょうか。
仕上がりもご覧のような感じになると思いますし。
いいでしょ?
おまけ「ケントメア100」
CONTAX T3の面倒なとこ
CONTAX T3はコンパクト化に心血を注いだために見た目も非常に美しいカメラに仕上がっています。
フィルム写真初心者の人には使いやすいカメラです。
持ち運ぶにも邪魔にならないしメインスイッチをPにしてシャッターボタン押せばまあそんなに失敗なく写真が撮れます(個人差もあるけど)。
凝った写真を撮るようなセミプロみたいな写真好きには逆に露出補正すら面倒な操作になっているのでそう言う人にはちょっと面倒なカメラになっちゃってます。
CONTAX T3 主な仕様
レンズ ゾナーT*35ミリF2.8(4群6枚)
絞りF2.8からF16
撮影範囲 35センチ〜∞
シャッタースピード 16秒〜1/500秒(絞り解放時)
CONTAX T3 フィルム装填手順画像
コンタックスT3を柔らかい布かハンカチの上に伏せるように置いて右脇にあるスライドスイッチを下に押し下げます
パカっという感じで蓋が浮くのでそっと開いてあげるとフィルムを入れる場所が右側にあるのが見えます、下の写真ですね。金色の金属が6個見えますがこれがフィルムの脇にある黒と銀のストライプ部分と接してフィルムの種類を自動的に感知します(ISOが自動設定されるんですがなんのことか分からなくても大丈夫、知らなくても大丈夫なようにこの機能があるのです)
下の写真のように優しくフィルムを入れてあげましょう、上を少し浮かすのがコツです、今は下の写真の状態でOKですからここまでできたら次の写真を見てください
それから頭を中に入れます、下の写真の感じですね
最後が一番肝心!フィルムの中身が少しだけ出てると思うのでそれを左に引っ張り出します、先端が「←少し引き出してあげる」のところまで来るようにしましょう。
あとは蓋を閉めると自動的に巻き上がり始まります、モーターがウーーーーーーーーって唸るんでわかると思いますよ、少し待ってるとやがて静かになるので撮影準備完了です、もし巻き取り失敗してたら液晶かどっかにメッセージ出ると思う(その時は諦めてカメラ屋さんにGO)
※あくまで自己責任でお願いしますね
書くたびに内容が変わっていってるかもしれませんが(笑)覚えてる限りでのコンタックスT3のお話でありました。
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