Tokyo Towers
映画・ドラマ

「猿の惑星」という映画を初めて観たんだけど面白い映画だった、なぜ単調なはずの馬に乗って海岸を走るあの少し長めのシーンが退屈に感じないのだろう?

猿の惑星という映画について

この映画は有名だっていうことを再三聞かされることはあっても観たことはありませんでした。

ただワンシーンだけ何かで見たことがあるらしく、俳優さんが歩いていく背後にタイル張りの壁が現れるシーンだけはなぜか見覚えがあり「ああこれはあれだ!」と思った記憶はあります。

そしてあまりに有名な映画なので大人達が平然と子供だった私たちにネタバレしまくるので主人公がたどり着いた場所がなんなのかだけは知っています、まあ「犯人はヤス」みたいなもんです。

それくらいみんな見てるでしょ?

それくらいみんな知ってるでしょ?

っていう映画です。

でも見たことなかった。

 

テレビ東京で放送された

一昨日だったかなテレビ東京で放送されました。

テレワーク中に休憩!って思ってネット見たら放送中!って知ったので慌てて途中から録画して仕事終わったあと昨日の夜に見たのですが

最初から見たかった。。。

面白いんですよ。

すっごい面白いの。

 

面白いよこの映画

なんで面白いんだろ???

なぜ面白く感じ退屈に思えないのか意味わかんないんだけど

すっごい面白いですよ

どのシーンも無駄がないの

イライラする場面はあるけどそれは猿も人間も話が噛み合わなくてイライラしてるシーンだからそれでいいのですよ

我々はちゃんといらいらすべきところでイライラさせられるってわけで映画は完璧に見てる人をコントロールできてるんだ

おっそろしいですこの映画

めっちゃ稚拙なセットで撮影してるからこれ裏は発泡スチロールかなんか?って思えるけどそんなの気にならないの

ほら演劇の舞台装置とかでもなんとなくそう見えるだけのものを並べて演技者がなんとかしちゃうあれと同じですよ

昔の特撮ってそういうのあるよね

そんなのどうでもいいくらい話が面白い

各シーンでどうも知性があるはずのチャールトン・ヘストン演じる人間の方が野蛮で愚かで最後には猿を平然と欺いたりして

これがラストにばっちりハマってるんですよ

怖いわこの映画

まあ面白いですよ

ラストシーンが知られすぎててあれですけど絶対見て損はないです。

今年は市民ケーンといいオールドムービーで当たりに遭遇するなあ

 

WIKIで原作あらすじ読んだけど原作の方が凄い

ただ原作の方が作りはすごいっすね。

オチ読まなきゃよかったかもしれないけどいやあ面白い話考えるなああの作者は

ただ原作の劇中この設定は完全に日本の企業が抱えてるジレンマそのものですね

“La Planète des singes 猿の惑星 劇中設定

オランウータンは記憶力などに優れて決まりきった仕事には有能であるが創造性に乏しい”

ここだよねー

厳しいんだよねここ、日本これ弱いんでまあオランウータンは日本人を皮肉ってるのかもしれない

遠い昔の日本人はライト兄弟より10年早く無人だったけど飛行機を飛ばした二宮忠八さん、ビタミン発見より数年早くのちのビタミンB1となるオリザニンを発見した鈴木梅太郎さん。

そういった人達も居たんだから日本人だって発明は可能なんだけど、どうも企業からは出にくい傾向にあるんだよね。

原因はこの「記憶力などに優れて決まりきった仕事には有能」であることが過剰に尊ばれてるからだと思うよ。

もっと「創造性に乏しい」事を嘆いた方がいいし創造性を持った人材こそ有能でありAIにはできない仕事なのだと認知すべきだね

つまり

地球は猿(創造性に乏しい日本人集団)の惑星になることはあり得ないんだ、太平洋戦争に負けた様にね

ただ人事を切り替え有能さの選択がこの先の社会では変革する可能性しかないから上記の状態は数年で解消する傾向にあるだろう

ただ2、海外も同じだけどね(=日本以外の企業も同じ状態にありより創造性の高い人間クリエイターが、決まり切った仕事には有能で記憶力に優れたサーヴァントを支配する傾向に入るから競争だったとしたら相変わらず日本は海外に追いつけないという意味)

 

LINK

ライト兄弟より10年早く、大空に夢をかけた一人の日本人がいた

鈴木梅太郎

猿の惑星

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