トレイ・ターナーの打順が九番から六番に変わった。
2022年21本塁打100打点27盗塁、打率.298。
ヤクルトで言えば何年か前の山田みたいな成績だ。
WBCでも最終的に今永から放った本塁打を含む5本塁打と長打力を見せた。
ただ彼は前の試合では9番打者だったし、他の試合でも8番がせいぜいの打者だった。
日本にしろ他のどの国にしろ投手陣はナショナルチームで投げるクラスの投手だ。
打者の成績は対戦投手との相対的な関係にある。
6番で攻撃が切れる可能性があると思ったしそれは今永からの本塁打を見ても変わらなかった。
案の定3回表の2アウト1、2塁のチャンス。
本塁打を放った次の打席。
彼のところで攻撃が切れた。
以前から謎の統計データ解析結果がある。
・送りバントは点にならない
・盗塁はしない方が良い
しかし日本代表の送りバントが他の試合で得点につながる一方で9回表、1点を追うアメリカは大谷からノーアウトランナー1塁の絶好の場面だった。
打順は1、2、3番。
結果は1番打者が代走が出たファーストランナーのセカンドフォースアウトを含むゲッツーでツーアウト。
2番のトラウトがランナーなしの場面で大谷と一騎討ちを挑まれる格好になった。
これ1番打者に代打を送って送りバントを決めればランナー2塁でトラウトと戦わねばならない。
仮にアウトになっても7安打5打点1本塁打のゴールドシュミットが2アウトランナー2塁で打席に立てる。
トラウトがフォアボールを選べば1アウトランナー1、2塁だ。
ファーストランナーのトラウトに代走が出てもフォースアウトの可能性が高まったとみることもできるが、逆転のランナーが一塁にいることにもなる。
ここからゴールドシュミット、10安打5打点の4番N.アレナドと対戦せねばならない。
ここで送りは意味があると思う。
そして大事なことは投手が大谷のような点の入りにくい投手がマウンドにいるから送りバントをするのだ。
送りバントを仕掛ける回数を母数とするならその場合ケースが得点がそもそも入りにくい投手や場面であるケースが多くなる。
ここは送ったほうが良かっただろうがそもそもアメリカには送りバントに否定的な考えが多すぎた。
この辺が敗因じゃないんだろうか?