写真フィルムの値段は2023年時点で異常な高額
フィルム写真を始めるなら本当は最初に国産モノクロフィルム(白黒写真フィルム)を使うのが鉄板でした。
自分が聞いていたのは「モノクロフィルムは安いから」と言う理由からでした(が本当はもっと深い理由があるかもしれません、この部分は今回は割愛します)。
このコスモフォトのエージェントシャドーは2023/08/06現在のヨドバシカメラ販売価格で1,740円(KOS4011 [Kosmo Foto Agent Shadow 400/36 film])。
36枚写真が撮れますという製品なので1枚50円弱かかっちゃいます。
一方でカラーネガフィルムであるコダックのカラープラスは2023/08/06現在ヨドバシカメラ販売価格で1,440円。
(6031470 [ColorPlus フィルム(ISO200) 135-36 36枚撮り])
なんと今や昔と違って種類にもよりますが、カラーフィルムの方がモノクロフィルムより安いケースもあります。
フィルム選びの基本1 初心者はカラーフィルムで良くね?(但し・・・)
ここ数年で私が使った写真フィルムの中ではこのコダックカラープラスが最安でした。
この写真はコダックカラープラスで撮影した自由が丘の自動販売機です、レンズが曇ってしまっていて写りに影響出てしまっていますが色合いがまったりしてて昔っぽくありませんか?
但しコダックカラープラスには「在庫がない」と言う弱点があります。
ヨドバシカメラのWEBサイトで見ても「お取り寄せ」になっています。
急いで手に入れて撮影したいという事であれば100円高いですがフジカラーもオススメです。
こちらも写りは最初っから淡い感じに仕上がってるので昔っぽく撮りたい人にマッチするんじゃないでしょうか?(フジカラー FUJICOLOR 100)
フィルム選びの基本2 ISOを気にしてみましょう
フジカラー100とかカラープラスISO200とかエージェントシャドウ400とか何やら三桁くらいの数字がよく書いてありますが、これってiPhoneのカメラとかでも使われているISOってやつです。
すっごい矮小化した言い方で簡単に説明してしまうと「ISOは薄暗いところで撮れる能力値」みたいなもんです。
ISOが100のフィルムよりISO400のフィルムの方がちょっと暗いところでも撮れるのが400の方になります。
私がフジカラー100よりカラープラスをお勧めする理由のひとつが安さとこの暗いところでの性能がカラープラスの方が高いからです。
ちゃんと写ってる可能性が高いのがISOの数字が大きい方になるんです。
だから100円安くて写ってる可能性が高くて性能が少しいいのでカラープラスをお勧めしたい訳です。
(但しISOが高くなると反面、画質はゆっくり落ちていきます。どちらを選ぶかは?)
フィルム選びの基本3 ネガフィルムにしましょう
自分が好きなフィルムはリバーサルフィルムでこの写真なんかはリバーサルフィルムです。
私の持ってるドメインhttps://rdp3.comのrdp3というのは富士フィルムのプロビア100Fと言うフィルムの型番らしきものからもらっています、上の画像丈夫にオレンジ色で FUJI RDPⅢ と書かれていると思いますが、そのRDPⅢからドメイン名決めちゃうくらいリバーサルフィルム好きです。
でも、リバーサルフィルムは慣れるまでは少しだけ難しいフィルムだと言われています。
その点、ネガフィルムの方は失敗しにくくて初心者向けのフィルムだそうです。
なので最初のうちはネガフィルムがいいんじゃないですかね?と昔は言われていました。
が。
が。
が。
今はちょっと事情が違っていて、現在は難易度以上に値段が違います。
RDPⅢつまりプロビア100F のヨドバシカメラ価格はなんと脅威の3,960円です(135 PROVIA100F NP 36EX 1)。
コダックカラープラスなら2本買ってもお釣りが来ます。
コダックカラープラスなら1本買って撮影して現像して画像データにしてもらえる金額かもしれません。
これは流石に高騰しすぎですよね。
綺麗な写真ならデジタルカメラで撮れるのだから・・・
色が綺麗でくっきりした写真を撮るならリバーサルフィルムでなくても撮れる時代です、デジタルカメラの登場はこの分野からフィルムを駆逐してしまったか或いは駆逐しつつあります。
まったりした写り(皆さんの仰るエモい写真?)を楽しまれるのが目的ではないかな?と拝察します。
その前提で言うとカラーネガフィルムが最適解ではないかと感じました。
今回ご紹介したフィルムは全て私がここ数年で使用したことがあるフィルムから挙げましたので、市場には他にも様々なフィルムがあります。
フィルムは何もコダックカラープラスや富士カラーばかりではありません。
ただ使ったこともないフィルムをお勧めするのもどうかな?と思いましたので手元にある画像などからご説明申し上げた次第です。
ここに記載させていただいた情報に囚われることなく、あくまでご参考になさって皆さんフィルムの情報を集めてあれこれ検討するその時間もまた楽しいのではないでしょうか?