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ジャン=ポール・ベルモンド主演「カトマンズの男」俺のめちゃくちゃ好きな俳優さん

カリオストロの城と天空の城ラピュタと未来少年コナンと・・・

冒頭からいきなりベルモンドが出てくるのは珍しくないんだけど、だって危険を買う男とかオー!とか確か最初に彼出てたし。

ただ乗り込んだ車が問題。

ブレーキかなんか壊して車に乗り込んだんだけどそれがロールスロイスみたいに見えるんだよね、多分そうなんじゃないかなあ。

それで岩肌に接したような下り道路を走って川底に転落。

でもベルモンド本人は崖の樹木に捕まってて無事っていう不可解なシーンから始まる。

なんだけど。

これってカリオストロだよね?

カリオストロの城 1979年

カトマンズの男 1965年

つまり宮崎駿さんこの映画ご覧になってて頭の片隅にずっとあったんじゃないかと思うんですよ。

他にもラストシーンに本来なるはずだったんじゃないかっていうプロペラ飛行機が画面奥側に旋回して機体底部を見せるあたりは天空の城ラピュタのラストシーンでシータとパズーが乗ったグライダーがシータの故郷に向かうラストにとっても似てる。

あとは要塞みたいなところで大砲撃ったりして悪漢と戦うんだけど、あの辺はコナンの実家のシーンとか?

飛行機飛び乗って指先だけで捕まったりするベルモンドのアクションはコナン君がよくやってたやつだし、まあ彼の場合足の指だけど・・・。

他にも爆竹がぶら下がってるところにベルモンドが飛び込んで逃げると爆竹が全部爆発して追っ手が近寄れないとかガンダムがシャアのズゴックを追いかけられなかったジャブローのシーンを思い出すよ。

日本のアニメ作家達にすごい影響与えてんじゃないかなあ?

コマ落としと時短カット

これもまた同じ。

今度は大塚さんの方になるかもしれないけど、アクションシーンでここいらないなって車に乗り込むまでのシーンとか準備に関わる部分は大胆にカットしたりコマ落とししたりしてコミカルかつテンポよくしてるのが印象的。

これってカリオストロでもルパン三世が城をよじ登るシーンなんかそうでしょ、あんな壁を三、四歩で上がるなんてありえない作画だけどじゃああのシーン延々見たいかっていうとそんなにいいから次行ってくれって場面、だから昔見た時もここ省略してくれてるのすごく嬉しかったの覚えてる。

ああいうのにも影響してそうだよねえ。

香港映画へ

舞台は最初香港から始まるんだけどさ、これがまあすごいわ。

ベルモンドのスタントなしアクションシーンが危ねえのなんのって。

この人怪我して動けなくなったらフランス映画界どんだけ損益出るんだってくらいの人なのにとんでもないことするんだよね。

この辺見てて場面が香港だったこともあるけど後のジャッキー・チェンへの影響間違い無くあるでしょってシーンのオンパレード。

ジャッキー・チェンの場合はさらにこれを曲芸的にして痛そうな顔をたっぷり見せて強さよ弱さを併せ持った人間味を加えてるところがオリジナリティだなあ。

一方で元祖危ないスタントなし俳優ベルモンドはすっごい危険なことをコミカルにやっちゃうんだよね。

危ないのが笑えるっておかしくない?

バスターキートンとかのスラップスティックコメディの影響とか、あるいはチャップリンの危険と隣り合わせのコメディに影響されたのかな?

ベルモンドのあの独特のハンサム顔で敵に殺されそうになって逃げてるってシーンなのに変なポーズでカメラにアピールしながら飛んで逃げてみたりスッゲーの、しかも跳躍距離半端ないし。

こういうのサムハンキンポーとかにも参考にされたんじゃないかな?

ルパン三世のモデル

モンキーパンチがジャン=ポール・ベルモンドをルパン三世のモデルにしたのは有名な話だから皆さんもご存知だと思うけど、この映画で出てくる数々の車やらシーンはカリオストロのみならずなんだかんだでルパン系です。

いやもう若いうちにやって欲しかったなあベルモンド版のルパン実写化。

この人なら絶対受けたと思うけど(もし依頼されても)やってくれないかなあ?

フランスの至宝だからなあ。

まあ、ルパン三世見たことある方ぜひご覧あれ。

カトマンズの男感想

ラストのウルスラと南の島でだらだらしてるあたりから少し冗長に感じちゃったけど、あとはテンポもいいし面白いです。

気軽に肩の力抜いてニヤニヤしながら土曜のお昼にみるに最高の映画でした。

見どころはなんといってもベルモンドとジャン・ロシュフォールの掛け合いですね。

旦那様と召使?の二人が「空港」に到着したあたりとか素敵なシーンと危険なスタントがたくさん見られますよ。

あれまじで人使ってとる場面じゃないよなあ(笑)。

 

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WIKIカトマンズの男

 

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