夜景
Diary

限りなく平和から遠い麻布台ヒルズ前の事

麻布台の夜景
麻布台の夜景

麻布台ヒルズに歩いて近づくと警察官がたくさんしかし点在する様に立っていて各種車両や道路を封鎖する伸縮する柵が用意されてもいた

NOAビルというデザイン性の凄まじいビルがそびえる交差点にも警察官が待機してて東京がアニメーション映画で見たテロ予告されたあとの厳戒態勢に陥ったシーンにさえ見える

何かが起きてるんだろうか?

麻布台ヒルズに近づくと通りを隔てた向かいには白い壁に覆われた建物があり空には3色の旗がはためいている

ロシア大使館だ

前には警察官が複数待機していて周辺を警備しており絶え間なく緊張感がみなぎってる

私はカメラを構えない様にして歩いた

こういう時は警察に協力せねばならない、彼らを緊張させてはならない
間違っても大使館に何かを向ける様な姿勢をとる事は避けねばならない

私は麻布台ヒルズの大きな入り口の前に辿り着いた

振り返るとロシア大使館の壁の前にあるガードレール沿いに着飾った女性が立ち少し離れたところでは望遠ズームを構えるおじさんがいた

警備厳重なロシア大使館の壁の前でモデル撮影でもしてるんだろうか?

私は背を向けて麻布台ヒルズに入り書店で限りなく透明に近いブルーを買い直した

また読んでみたいと思っていたがなかなか書店になかったのだ

表紙はもう当時の作家の恋人だったリリーさんの顔ではなくなっていた

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