#刑事コロンボ (65) #奇妙な助っ人 (「奇妙な助(すけ)っ人(と)」) #BSP 65/69 “Strange Bedfellows” 2022年12月17日 16:56放送。

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(65)「奇妙な助(すけ)っ人(と)」

刑事コロンボ「(65)奇妙な助っ人」


今作はコロンボフォーマット

 今作は犯人が最初からわかってて爪の甘さをコロンボがついていく旧作から続くコロンボフォーマットになってます。

ちなみに今作ではコロンボ警部は「コロンボなのにイタリア語はわからないのか?」と聞かれて「からきしダメです」と返事しています。

ミスタコローンぼNOTいたりあーの?

この調子だと高い所も平気そうですねえ。

でもハマグリは苦手みたい。


出演者

ピーター・フォーク

言わずと知れたコロンボ警部ですが登場シーンで疲れ果てていて、まあ役作りだって言われりゃそうかな?って思うところですが。なんていうか、今作のピーター・フォークは疲れ果てたを通り越してもう老齢って感じで登場。

これはもう無理かなって感じがしちゃう仕上がりです。

アメリカンコミック(読んだ事ないけど)に出てくる老人って感じで、目元も直線的なシワで肩取られて髪もほぼ白くなってますね。

痛々しいくらいです。

 


お待ちかねブルース・カービー

補佐役今回はジョージ・クレイマー刑事役でお馴染みのブルース・カービー。

まあ今回はクレイマー刑事の名前ではないっぽいんですけどね(なんでですかね?)。

なんにしてもブルース刑事というかクレイマー刑事だったブルースさんコロンボでは最後の共演になります。


ロッド・スタイガー

 犯人役さんです。

パッと見では冴えない俳優さんなんですが経歴は凄くて

・波止場

・夜の大捜査線

・史上最大の作戦

と、大作と思われる作品に数々出演しておりアカデミーなどの受賞歴もあり。

大きな転機は下の(この動画は違法じゃないんだよね?版権切れてんだよね?怖いなあ)マーティーというテレビドラマだった模様。

Marty (1953) Rod Steiger これ版権切れてんの?公開して良いもんなんだよね?

お父さんはボードビリアンで俳優を選んだ本人はいわば血筋ですね、根っからのエンターティーナーなわけです。

お母さんのアルコール依存症から逃れるように家を出て第二次世界大戦で南太平洋にて従軍。

アメリカに帰国後にテレビドラマからキャリアをスタートさせこのドラマに辿り着き注目されたらしいです。

輝かしい経歴の反面、私生活には恵まれていなくてとりわけ結婚生活と健康面では大変な思いをされています。

結婚に関しては昨今の未婚率上昇に相反するように婚活への渇望が高まる人々が羨ましく思うほどに豊富な経験をされていて、なんと五回も結婚しています。

それだけ聞くと艶福家で軽々と結婚を繰り返していたように聞こえますが、ちょっと内容を見ると離婚した奥さんがさっさと再婚してたりどっちかっていうとうまく関係が築けなくて大変だったけど、もしかしたら女性と仲良くなるのは上手い人間的には魅力的な男性だった、或いは有名俳優で(時代背景的にこれがあると女性が頼りにしやすかった条件→)お金はあるしもしかしたら女性と最初はうまくやれる人なんで結婚までは行く。

だけど結婚生活自体はあんまりうまくいってなかったのかもしれないですね。

何故ならこの方、健康問題を抱えてらしたのと精神的にはうつ病に悩まされている時期もあり、配偶者の女性からすると一緒に生活を続けていくのは難しい面があったかもしれないです。

ただそうは言うものの離婚歴は四回で打ち止め。

五番目の奥さんに最後は看取ってもらえたのが彼の慰めとなった事でしょう。


ネタバレ

話としては・・・

 ↓

  ↓

犯人が最初にわかっていて徐々にコロンボが崩していって最終的に仕留める。

というフォーマットではあるんですが、若干違うなと思うのはうまく証拠固めができていない事でしょうか。

最終的にお得意の騙しがはじまるんですが、まあコロンボ見慣れた人にはチリ食べてるあたりでちょっと気付いちゃうと思います。

二人で行動しませんよねコロンボいつもなら。

最終的に犯人に証拠品のありかを言わせますが展開が無理すぎるかなあ。

これ実際にやったら逮捕できないんじゃないだろうか?

って感じのオチでした。


原題

Strange Bedfellows

これ辞書サイトにそのまんま掲載されていました。

「奇妙な人々、普通は会えないような人々、奇妙な仲間、呉越同舟の相手◆敵なのに状況から共に行動することになった人や組織を指す。」

うーん、あの人たち以外にこれに該当する個人或いは団体は存在せず。

ほぼネタバレみたいなタイトルですね(笑)。

それともこのドラマが元でこんな和訳が付いた?