明治神宮球場の外野席に入るルートは何故かグラウンドに対して平行になっている

緩やかな階段を上がっていくと外野席に出られる通路があります
画像の通り階段の先に照明が見ている、照明の角度が階段に対して左方向であることなどからこの階段の左側にグラウンドがあるのがわかると思います
上空からの映像はGoogle Mapの衛星画像でわかります
このリンク先にある衛星画像の中央にある長細い通路が写真の「明治神宮球場一塁側外野席への階段」を上から見たものです
東京ドーム、千葉マリンスタジアム、横浜スタジアムと何か所かプロ野球チームの本拠地球場を見てきましたが、このような客席への導線は見たことがありません
少なくとも神宮球場にしかこの平行ルートは存在しないと思うのです
何故なんでしょうね?
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この照明不思議だなと思ったのが最初

なんでこんな外側からにゅっと顔を突き出すような形の照明なんだろう?
って言うのが最初でした
だってまっすぐ立てるより材料必要だし前屈みになっちゃうから強度も必要でそこもまた余計に材料必要になるでしょう?
昨日のその疑問は今日明治神宮球場の歴史みたら分かったんです
大正15年に明治神宮球場ができた時点では樹木が周りにあったり素朴な傾斜みたいな席があるだけで
まさか照明とか巨大なバックスクリーン作るなんて想定されていなかったんですよ
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少しでもグランドに近い観客席を用意したかったから?
神宮球場の外野席下にはスペースがあまりありません

球場の外側はご覧の通り観客席の下を屋根下のようなスペースとして使っています

GATE1から入って右を見るとこんな状況です
衛星画像から考えるにこれらのスペースを確保すると外野席のおよそ33%くらいをこれで消費しています
明治神宮球場の公式サイトに行くとこの部分が1931年に増設された際の写真がありますが、外野の外側にはすでに道路などがありこれ以上の幅を外野席に設ける空間もありません
となると外野はこの幅しか確保できないしグラウンドにまっすぐ入るルートを作るとかなりグランド近くで中にはいる口ができてしまうんじゃ無いかと思います
だって階段で上がる距離が取れませんから
なのでグラウンドに近い席数をなるべく多く確保し、階段つきの入り口を外野席の上の方に用意するにはグラウンドに対して水平に入り口を用意する必要があったんじゃ無いかな?と妄想した次第であります
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