AIが新たに人の仕事を生み出したとしよう。
でもそれは過去に10人必要だった仕事に1人しか必要としないかもしれない。
でもそれは100人必要だった現場に一人しか雇用を生まないかもしれない。
機械化されるということはそういうことじゃないだろうか?
1万冊ある本の中からあるキーワードで掲載ページを探し出すのに人力だと何人必要だろうか?
それに対してデータベースでWHERE句を上手く書いて検索したら必要な人数は1名だ。
Googleで検索しても必要な人員は1名だ。
AIはこの検索精度をもっと上げてくれるっていうのだ。
じゃあ新たな産業が生まれたとしよう。
そこには一人しか必要としないとしよう。
その仕事はどんな仕事だろう?
コンピュータを操作して簡単な作業で結果が出るような仕事・・・であるはずがない、それは自動化できるからだ。
それが機械化だ。
以前より難しい作業を要求されるのがAI時代の新しい仕事だ。
コンピュータプログラムを組むくらいの能力は最低限なんて時代になるかもしれない。
昔の産業革命はそれでも良かったのかもしれない。
なぜなら人間の現役年数がそこまで長くないからだ。
前の世代は引退して若いものが引退した人たちを世話してくれればまだなんとかなったかもしれない。
しかし現代は何歳まで働けるのか?
という時代だ。
誰かの稼ぎで生きていく時代でもない。
つまり今回の産業革命は新たな仕事にそれまでそんな仕事をしてこなかった人が従事させられるのだ、それもベテランになってから。