オシムリンク
「人がミスをするときは3つの理由がある」名将オシムが日本人コーチに力説した”指導の極意”
人を導く分析と法則解析
法則を見つけ出すことが容易で無い理由はそれが知性そのものだからだ。
知性とは観測された複数の事象から法則性を導き出すことと定義されてる。
オシム監督はこの方面で非常に高い能力を持っていたのかもしれない。
でないと彼の話の大半が何処から出てきたのか説明がつかない。
タイプ別対応法
惜しむ監督の言い残した相手のタイプに応じた対処法は面白いが、それを多方面に展開するにはどうしたらいいだろう?
・ギリギリまで判断を遅らせた
・選択肢を一つに制約されて他の方法を使えなかった
・選択肢が多すぎて判断が遅れた
二つは判断の遅れが原因で一つは何らかの制約ミスだ。
選択肢が選べわ無くなる事情があってそれがミスを招いている。
だが、ここに奔放な自由を与えたらダメだ。
選んではいけない選択肢を平気で選んだり、そもそも選択肢があっても働かなくなってしまう。
ここが難しい。
指導力ありき
最初に支持者の指導力が無いとそもそもこの話は成立しない。
すべきことがあって選択肢がいくつかある。
この内どれを選ぶかの問題だと実行者が思わねばならない。
やる気がなければそもそもサボるから何もしない。
そこは指導者の指導力が問われる。
指導力って何だろう?
ここは人権しかないのだろうか?
実行者の背景
『選手はモノじゃない。右から左に簡単に動かしていいものじゃないんだ。生身の人間だ。感情がある。その扱いを間違えるな』オシム監督の言葉。
難しい問題だ。
対象に親身になるのはいいがそれでサボられたら意味がない。
対象に厳しくあたっても「モノじゃない」のだから敬意がなくてはならない。
この両方を成立させるにはどうしたらいいのか?
松井秀喜が先日選手たちに普段の生活からジャイアンツというチームの一員だということを忘れないように言っていた。
何が言いたいのかこの時期だからなんとなくみんな感じたはずだ。
私が応援を辞める直前の2001年まで、多分ジャイアンツはこういうチームだったんだろう。
松井秀喜は2002年にジャイアンツからヤンキースに移籍した。