ITエンジニアが不足するという嘘が流行った時期が何度もあったが・・・

エンジニア不足は2度起きる

まだ世界がCOBOLで満たされている頃、ITエンジニアが不足するというニュースが駆け巡っていました。

その当時の呼び名はITエンジニアではなく情報処理技術者。

このジャンルの人材は少なかったのですが人口以上に少ないのが就職口でした。

会社にエンジニアなんていませんでしたから。

需要が急増するその時代にITエンジニアが不足するという予測はまあ考えだしそうな話ではあったのですが私は嘘だと思ってました。

だってプログラマーなんて建設工事の職人と同じです。

ある程度、ビルや家ができたら人はもう建設を注文しません。

会社にそこまでコンピュータが浸透せず、システムの新たな需要が発生しづらいあの時期にそんなITエンジニアが不足するなんてあるわけない。

そしてバブル崩壊

バブルが崩壊した時、各企業は緊縮財政に走るわけです。

最初に何を削るでしょうか?

コンピュータで新たなシステムを開発するのをやめました。

電卓やボールペンで可能なことをコンピュータシステムを導入してまでやる気にならなかったのです。

それだったら社員さんが頑張って昔ながらの方法を守るだけ。

何も失うものはありません。

そうです。

不況になると外食産業が煽りを受けるようにITエンジニアが最初に不況の煽りを受けたのです。

アジア通貨危機

小泉政権くらいの頃だったと思いますがまたITエンジニアが不足してるってニュースが出た気がします。

またかと思ったのは私でした。

JAVAプログラマーが大量に生まれたような話を聞いたことがありますが私はそっちには縁がなかったので存じません。

あくまで噂でした。

これからはITだ!。

そんな時期があったのです。

私はまたもや嘘だと思っていました。

リーマンショックで最初に削られたのはITエンジニア

だったんじゃないですかねえ?

リーマンショックの時にITエンジニア最初に削られたんじゃないかなあ?

この頃は私もフリーランスでグローバルな情報入ってこない状態でしたからわかりません。

でも仕事がびっくりするくらいなくなりました。

度合いとしてはバブル崩壊よりも酷いレベルでした。

なんて不況に弱い産業だろうと思い知らされたものです。

コロナ禍で事情は変わった

コロナ禍が原因ではなくコロナ禍になった時期にはもうITエンジニアは花形になってました。

なんとこの時期は事務員さんが削られて我々ITエンジニアの需要はほぼ減らなかったのです。

これは営業担当さんと何度も話したので多分正確な情報なんじゃないかと思います。

もうITは手放せなくなっているんですね。

そしてIT無くして企業は成長できなくなってるのかもしれません。

就労人口不足が叫ばれているが・・・

2050年には3100万人の働き手減少、企業の打ち手はIT活用

そうかなあ?

双子のニュースが背中合わせに立ち去っていく姿が私には見える気がするんだけどな。

一人の子は人口減少を叫んでいる

一人の子はAIとロボットを持って走ってる

効率が上がるだけでなく労働を機械化する流れに来ていると思うのです。

この状況で本当に労働者人口が必要なんでしょうか?

私は労働者が不足することはなく労働力が不足する可能性はあると思います。

その労働力とは機械でありAIでありロボットです。

人ではないです。

マシンが十分に足りないという事態は起きる可能性はあっても人が不足する未来は私には考えにくいのだがなあ。