実際にAIで仕事が失われ始めた
アメリカでは不況になるとの見込みから雇用調整が始まっているとのこと。
その全体のうち3900人は「直接AIが関係」して仕事を失っているというのだ。
もう始まってるってことだ。
今までは大手の金融機関が一時的にAIで仕事を置き換えたニュースがあったり散発的に起きていたが、そろそろこのトレンドは常態化するかもしれない。
スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学の報告に見るAIが雇用に及ぼす影響はこれだけじゃない
同じ記事にもっと興味深い記述がある。
スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学による調査では、ChatGPT導入でスタッフの生産性が平均14%向上、新人スタッフでは35%もあがったという結果が出ています。
これサラッと読み流してはいけない。
新人スタッフ 生産性35%向上
既存スタッフ 生産性14%向上
新人スタッフと既存スタッフの生産性の差異が仮に21%の枠内に収まるとしたら、もう経験の多い人が重要視される時代が終わったことになる。
実際には新人スタッフが既存スタッフと遜色ない仕事ができるようになったとは書いてないのでそのようなエビデンスではないのだが、しかし、何度も言われているようにAIはそれ自体が成長し、AIのエンジン部分はブラッシュアップされ続ける。
ChatGPTが無い時代から存在する時代に何が変わったのか?
それは新たなAIエンジンの発想と製造だ。
これと同じことが今後も起きる。
経験差はいつか埋まるだろう。
AIが代わりになれるジャンルの採用を絞るか一時停止するとIBMが公表
今後数年は、AIが代わりになれる職種については、採用を減速または一時停止すると発言
この記事は情報が多い。
IBMはすでにAIで代替可能な仕事に関してか、AIでアシストできるジャンルの採用を絞り込む方向にシフトすると公表したらしい。
最低でもAIで効率が上がってしまうセクションから人は減っていくだろう。
欠員の補充はAIの活用範囲を拡大することで埋め合わせ可能だからだ。
まだそのジャンルはどこなるのか確定していないらしいがやがて洗い出されるだろう。
Linuxではどうするのかを聞ける
私はWebアプリケーションエンジニアというジャンルに属している。
環境を整える作業を行うことは滅多にない。
だがある程度の事はうろ覚えの知識でもChatGPTに質問することで解決できてしまう。
大まかなことを言ってもChatGPTは何のことかわかるからだ。
こうなってくると環境構築系の作業で幾らかの人材が私の周囲から知らないうちに立ち去ったとも言える。
増員が必要だったジャンルから、発生するはずだった人材募集が知らなういうちに消えたのだ。
こういう消えた雇用はどこの統計にも掲載されていない。