左が旧型X100Vで右がX100VI、外見的な違いはセンサー位置表示、機種名のVとVIの違い、ファインダー切り替え?のレバーに赤い点があるかないかくらい。だから外観でこれが欲しい人は旧型の方が安くてコスパがいい。
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X100VIを購入できなかった・・・ただ転売対策はかなり効果的に実施されている、フジが仕込んだこのパラドックス効果は出るか?

X100VI買いたかった

昨年カメラを下げて歩いてる集団の中にX100Vを下げて歩いている人がいたので声をかけてしまいました、いいなあそれ自分も欲しいんですよ次世代機が出たら買うつもりですとお話しさせてもらいました。

すみません迷惑な奴で私が・・・。

ずっと毎日カメラニュースをチェックしてX100Vの後継モデルが出ないか見ていたのですがやっと発売されることがわかってコツコツ貯めてたX100予算が効果を表すはずでした。

 

買えなかった・・・

でも抽選に外れて買えませんでした。

相変わらず需要は高くて買えなかった・・・。

これだけ人気が高いと当然転売で利益が出るはずですからカメラを実際に使うためではなく商品在庫として求める人たちが出てくるのは仕方のないところではありました。

 

しかし転売対策が効いてくるかも

ところがX100VIには埋伏の毒が仕込んでありました。

ざっとあげると

  1. コンパクトカメラのくせにやけにハイスペック
  2. 旧型機に比べて値上げしてきた
  3. 機種名表示以外は外見が旧型と同じ
  4. 抽選販売にした

最後の抽選で転売対策第一弾が発動しました。

しかしこれで終わりではありません。

高いんです

写るんです見たくゆーな?って感じですけど、そうですこれ高いんです。

↑↓

その一方でX100Vが在庫不足とリセール価格が高騰した背景にあるものはこれです

「X100で写真を撮ってるのではなく、X100の写真を撮ってる」

これどこかに記事があったんですが検索しても出てこないや、どこ行っちゃったかな?

カメラとしてというよりはアイテムとしての人気が上乗せされてるんで高いんですね、購入者が写真を撮る人+アイテムとして欲しい人になってるんで単純に需要が増えすぎちゃってるわけです。

そうなるとこういう現象が発生します。

 

今市場には高いX100Vと安いX100Vがある

リセール市場に高いX100Vと安いX100Vが存在することになります。

X100VIとX100Vの外観上の違いはモデル名だけっぽいです。

左が旧型X100Vで右がX100VI、外見的な違いはセンサー位置表示、機種名のVとVIの違い、ファインダー切り替え?のレバーに赤い点があるかないかくらい。だから外観でこれが欲しい人は旧型の方が安くてコスパがいい。
左が旧型X100Vで右がX100VI、外見的な違いはセンサー位置表示、機種名のVとVIの違い、ファインダー切り替え?のレバーに赤い点があるかないかくらい。だから外観でこれが欲しい人は旧型の方が安くてコスパがいい。

だから外観が欲しいアイテム派の方々からするとX100VIはただ高いだけのX100Vになります。

カメラ愛好家や写真を撮りたい層にとってはX100VIはハイスペックなコンパクトデジタルカメラになります。

まして撮りたい派の人たちからすると高画質で撮れるようになってるし手ぶれ補正も入ってますからX100VIの値段上昇は仕方ないと諦められるわけです。

むしろ撮れる範囲や使用できるシーンが広がってより多くの場面が被写体に変わるでしょう。

アイテムとして欲しい派の人たちからするとX100VIがやたら性能アップしてしまったので旧型のX100Vはほとんど中身が別物になってしまいX100Vのカメラとしての価値は微塵も変わりませんがX100シリーズの市場価値はシリーズ全体での相対価値になりますからX100Vが手に入りやすい価格帯に近づく可能性がありアイテム派の方は欲しいアイテムが以前より安く手に入る可能性が高まります。

美術品で言うなら

「いやあX100VIは中身がすごくいいんだよ、わかる人にはわかるんだけど」

いやそう言うことじゃないんですよアイテム派の人たちに重要なのは、ってなるんじゃないでしょうか、だってX100Vは見た目が良くて写りが良くて素敵なカメラであることに微塵も変わりはないわけですから。

アイテム派の需要がX100Vに集中し、カメラ愛好あるいは撮りたい派の人達の需要がX100VIに集まれば両者は棲み分けられそれぞれの需給バランスが安定(するかは別にして安定的な方)に近づく可能性があるんじゃないでしょうか?

X100VIへの需要がカメラ愛好家と写真撮りたい人だけにほぼなるので、それってX100F以前の状態に戻ろうとしている状態になるからリセール価格が高騰するのが難しくなります。

一方でカメラ愛好家や写真撮りたい人たちはX100Vからは離れるのでアイテム派の人たちには価格の下がったX100Vが購入できるようになるわけです。

今回、メーカーは生産体制を整えて今後もX100VIを市場に投入し続けるらしき情報を発信してる方もおられ徐々に購入しやすくなってくるんじゃないかなあと私は期待しております。

 

そのうちなんとかなるだろう

X100VIは購入できませんでした。

でも市場原理がこの状況を改善してくれる可能性が残りました。

そしてその裏側で汗をかいたのはどうやら富士フィルムその人なのではないかな?

なんて妄想してみました。

これって全て私の感想です。

 

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