家畜に向かない動物が大半である一方で家畜に向いている動物も何種類かはいました。
その種は主にユーラシア大陸に生息しており逆にアフリカ大陸にはいませんでした。
でーもー(お父さんが嘘をついた 六角精児バンド風に発音してください)
イヌとネコの性格を考えて欲しいのです。
彼等は人間と共生する形を模索した生き物でした。
人間に忠実に振舞って報酬を得るイヌと、人を教育し役に立っている事を知らせる事で報酬を得る猫です。
この役に立つは人間が癒しを感じる、子供を守る、家畜を管理する、害を及ぼす小動物を駆逐する等です。
これらの行動は長年の経験的統計学に裏付けられた人為淘汰がもたらした結果じゃなかろかね?
と思うのです。
イヌもネコも賢く人間から報酬を受け取りかつ安定した報酬を供給する個体(人間)を見極めるイヌ、ネコが生き延び子孫を残し、そうでない個体は絶滅したとなれば「餌もくれないのに追いかけ回してくる人には良い顔をしない猫」や「集団で中心人物を見極めてその個体(人間)に媚びて見せるネコ」が居るのも彼等の生存戦略としては当然で、さらに言えば「なんとなくそんなネコっぽい性格の奴(猫)の方が生き残る」という面もあったと思います。
人間によって動物が学んだりアジャストしたりすることで俗にペットになる野生動物が居る一方で家畜化される動物も居ました。
彼等はもともと家畜に向いていたとも言われますが、必ずしもそれだけではなくて人間が自己の都合のいい個体を残すことでその子孫が繁栄した面もあるのではないでしょうか?
つまり、家畜に向いた野生動物がアフリカにいなかったのではなくアフリカでは家畜化を試みた人がいなかったのかもしれません。
原因は人口が少なくその人口が生活に必要な食料を得るのに他地域より豊かな自然が多かったからかも?
ユーラシア大陸には高地も多く気候的には寒い土地も多いですがアフリカは大概暖かいか暑いかなので水さえあればではありますがあんまり食糧生産の効率化に重きを置く習慣が根付きにくかったのかもしれません。
そんな事を考えた今日の夕方でした。