アメリカ初放送 1971年9月15日
このページの最終更新 2022年4月13日、2022年4月14日
お話
ミステリー作家のケンは超売れっ子で「名探偵メルビル夫人シリーズ」を相棒のジムと二人でこの10年間作り上げてきた。
しかしケンは派手なオープンカーで高層ビルの駐車場に乗り付けると、ダッシュボードから銃身の短い回転式の拳銃を手に取る。
ビルの一室をノックし応対した男に手にした拳銃を突きつける。
しかし相手の男は拳銃を見るなり吹き出してしまう。
見どころ
パソコンではなくタイプライターで文章を書くのが一般的だったこの当時のアメリカで、小説家を題材とした物語の冒頭タイプライターで文章を打つ音をまるでオープニング音楽のように使用している所。
しかもこのタイプライター音はこの後登場するBGMで本当にリズムセクションを担当したりします。
さらにはゲストスターの名前をグレーの車のドアに重ねて読ませながら、そのドアの向こうからすっくとそのスターが降り立って背景にそびえるビルと絵的に対比させつつ登場紹介。
それに縦線が強調されたビルを背景に煽り角度でスターを撮っているこの構図はまるでビルが漫画の背景に描かれた無数の線のような効果を出していて否が応でもこの番組への期待感が高まります。
そしてこの物語の監督が誰あろうスティーブン・スピルバーグ、後年あのインディージョーンズシリーズの監督になる人です。
つまりこれはスティーブン・スペルバーグではなくスピルバーグによる正真正銘本当の監督作品です。
俳優さん
コロンボ・・・ピーター・フォーク
ジム・・・マーティン・ミルナー
ルート66の主演俳優さんで、この刑事コロンボ出演当時は特捜隊アダム12というドラマで主演されており、役所はなんとロサンゼルス市警のパトロール警官役だそうです。
当時リアルで見てたアメリカ人、複雑じゃなかったのかなあ?